オリゴ糖は腸内の善玉菌であるビフィズス菌の栄養になります

オリゴ糖とは、単糖が2〜5個ほど結合した小糖類で、腸内の善玉菌であるビフィズス菌の栄養になります。大腸以外では分解されにくく、エネルギー発生量が少ないので、低カロリー甘味料に使われるのも特徴です。オリゴ糖は20種類ほどありますが、代表的なものとして次のようなものがあります。

フラクトオリゴ糖
主成分はしょ糖です。消化吸収されにくいので低エネルギーですが、砂糖に近い甘味があります。虫歯になりにくく、便秘解消や生活習慣病の予防に有効です。玉ねぎやバナナ、ごぼうなどに含まれています。

イソマルオリゴ糖
虫歯になりにくく、ビフィズス菌や乳酸菌などの有用菌だけを増やし、腸内を健康に保ちます。熱や酸に強く、コクのある甘味があります。味噌や醤油、酒、ハチミツなどに含まれています。とうもろこしから作られて物が市販されています。

大豆オリゴ糖
大豆に含まれているオリゴ糖です。砂糖よりもアッサリとした甘味で低エネルギーです。熱や酸にも強く、少量でも便秘解消に大きな効果があります。

ガラクトオリゴ糖
主成分は乳糖です。爽やかな甘味があり、ビフィズス菌を増殖させて便通を整えます。

キシロオリゴ糖
便に含まれる水分を理想的な80%に調節し便通を整えます。筍に少量含まれています。このほか、ゲンチオオリゴ糖、マルトオリゴ糖、環状オリゴ糖などがあります。作用はほぼ同じです。

オリゴ糖のはたらき
オリゴ糖の中には、消化酵素で分解されないものがあります。これらは腸内でビフィズス菌など善玉菌の栄養源となり、腸内環境を整えます。オリゴ糖は腸内細菌によって発酵すると、酢酸や乳酸などの有機酸を作り、腸内を酸性にします。有機酸は腸を刺激して排便を促します。

また、食物繊維と同様に、腸内の余分なコレステロールや胆汁酸を吸収して排泄する作用があるので、血中のコレステロールを減少させ、動脈硬化を予防する働きがあります。血糖値を正常する作用もあり、ほとんど吸収されないため、カロリーを気にする人や糖尿病の人に適した糖質です

オリゴ糖の摂り方
一般の食べ物からオリゴ糖を効率的にとるのはなかなか難しいので、少量で十分な効果を得られるように、大豆やとうもろこしなどからつくられたオリゴ糖が市販されています。砂糖の代わりの甘味料として使えます。

また、オリゴ糖入りの清涼飲料水やヨーグルト、ビスケット、キャンディなども多く出回っています。これらは、特定の成分が健康の維持増進に役立つと認められ、効能表示を厚生労働省から認可された「特定保健用食品(トクホ)」として利用されています。