潰瘍性大腸炎には腸管粘膜の修復にはたらく葉酸

大腸の粘膜がおかされ、びらんや潰瘍ができる炎症性の病気です。男女とも20歳代に多くみられます。発症初期には下痢が、続いて血便、腹痛と頻回の排便が起こります。症状が進行すると、発熱、頻脈、貧血などが現れるようになり、皮膚や目の病変をともなうこともあります。

病変は直腸だけのものから、広がると大腸全体にまでおよぶものまであります。慢性になると病状がはっきりと現れるものと、治ったように思えるほど潜伏する場合があります。また、各種のストレスも病状を悪化させます。

不溶性食物繊維は腸の粘膜を刺激して下痢を悪化させます

葉酸
タンパク質や核酸の合成にはたらく葉酸は、傷ついた腸管粘膜の細胞が再生されるのに必須です。慢性的な不足状態は、潰瘍性大腸炎を悪化させる一因になるといわれています。
葉酸は、下痢によって失われるだけでなく、炎症を抑えるために使用される治療薬のサラゾスルファピリジンによっても吸収を妨げられます。回復のために、多めに取りたいビタミンです。

EPA
体内でEPAから合成されるプロスタグランジンやロイコトリエンが炎症を抑えるはたらき、潰瘍性大腸炎にともなって起こる下痢に効果を示すことが、臨床試験で報告されています。