特定保健用食品は生活習慣病の予防に役立ちます
一般にサプリメントといわれる製品のなかの特定保健用食品(トクホ)は、厚生労働省が認めた保健機能食品の一つで、体のはたらきを助ける機能成分を含む食品です。
特定保健用食品は、あくまでも食品で、病気の治療のために処方される薬とは異なるものです。また、医学的・栄養学的根拠を基に厚生労働省に許可されているという点で、一般食品に分類される、いわゆる健康食品とも異なります。
日本では、中高年世代を中心に高血圧や糖尿病などの生活習慣病が増加しています。最近では、若い年代に発症するケースも目立ってきました。特定保健用食品は、生活習慣病を発症することが心配される予備軍の人々を対象に、生活習慣病を予防することなどを目的にしています。
特定保健用食品は、人による臨床試験の結果を厚生労働省が審査して、許可を与えています。医学的・栄養学的に有効性が証明されているので、健康の維持・増進が期待できます。また、用途や摂取目安量が明確にされています。
安全性に関しては、動物を使った毒物試験が行なわれたり、古くから食べ続けられてきて、経験的に安全であることがわかっている食品の成分が選ばれています。
薬との違い
摂取目安量や注意事項があったり、生活習慣病の予防に役立ったりなど、特定保健用食品に対して、薬に似たイメージを持つ人もいるかもしれませんが。しかし、特定保健用食品は薬ではありません。
薬との最も大きな違いは、対象が異なる点です。薬は病気の人に使われるものです。一方、特定保健用食品は、「病気ではないが、まったくの健康でもない」という人を対象にしています。例えば、特別な理由がなく体調が悪い人や、食生活などを改善しないと病気になることが心配されるような人です。
また、薬は医師が処方しますが、特定保健用食品は、自分で選択肢、自分の責任において使用するものです。このように、病気を治療する薬とは違うことを知っておきましょう。