肺炎には肺の粘膜を強化するビタミンAやC
肺に起こる炎症のことで、細菌やウイルスなどの病原体に感染して発症するものをはじめ、アレルギー反応や薬の副作用として起こるものもあります。
医学が発達した現在、肺炎はそれほど恐れる必要のない病気になりましたが、現在でも日本人の死亡原因疾患の4番目に位置しています。
レクチン
レクチンは、免疫によってつくられた抗体と同じようなはたらきをする物質で、細胞膜の表面にある糖タンパク質や糖脂質と特異的に結びつくことのできるタンパク質です。糖の複合体に作用してそれを凝集・沈殿させ、その結果、体内に入ってくる細菌などの異物にダメージを与えて撃退します。
ラクトフェリン
肺炎は肺組織に炎症を起こす病気ですが、ラクトフェリンは炎症を抑えるはたらきがあります。また、抗菌作用も認められています。体内で細菌などの微生物が成長するには鉄が必要ですが、ラクトフェリンには鉄と結合する性質があるため、微生物が鉄を利用できなくなります。
ビタミンA
ビタミンAには、動物性の食品に含まれるレチノールと、植物性の食品に含まれ、小腸の粘膜でレチノールに転換されて吸収されるβ-カロテンがあります。いずれも免疫力を高め、肺の粘膜を強くし、細菌やウイルスに感染するのを防ぐなどのはたらきがあるため、肺炎などの呼吸器系の病気に有効です。
ビタミンB1
ビタミンB1には、エネルギーの生産に関わる、傷ついた細胞の修復を促す、神経細胞や筋肉、内臓が正常に働くようにする、食欲を正常に保ち、胃液の分泌を高めて消化吸収を助けるといった多くの作用があります。
つまり、体全体の機能を高めて体力をつけ、回復を早めるために必要な栄養素です。特に病気のときには必要量が増します。
ビタミンC
ビタミンCには、炎症を起こしている肺の粘膜を丈夫にし、免疫力を高めて治癒を早める効果があります。
シスタチン
シスタチンは細胞内にある物質で、タンパク質分解酵素の働きを阻害することによって細胞を丈夫にし、ウイルス感染を防ぐと考えられています。
シスタチンにはいくつかの種類があります。それぞれのはたらきはまだ充分解明されていませんが、生体防御に効果があることは間違いないようです。