ネフローゼ症候群には炎症を軽減させるEPA

腎臓の障害により成人で1日3.5g以上の多量のタンパク質が尿中に排泄され、血液中のタンパク質が極度に不足する状態をネフローゼ症候群といいます。

自覚症状では、まぶたや顔や足などのむくみが特徴です。風邪をひいたときのような倦怠感や食欲不振などもみられます。
また、尿の量が減ってきて、尿検査では多量のタンパク質がみられます。血液検査では、タンパク質が減少してコレステロールや中性脂肪が増える高脂血症がしばしば認められます。腎臓機能の障害が進行すると、重篤な腎不全となり、生命にかかわることもあります。

食事療法では、第一に塩分制限を行います

EPA
動物実験において、魚油がネフローゼ症候群を改善したり、腎臓保護に有効に作用することが報告されています。また、EPAなどのn-3系列脂肪酸とリノール酸などのn-6系列脂肪酸の配合が1:3の食用油を摂取すると、腎臓の保護にはたらくという報告もあります。EPAが、炎症を起こす化学物質の酸性を変え、症状が減少すると考えられています。

グリシニン
大豆タンパクのグリシニンには血清コレステロールの低下作用があり、高コレステロールになるネフローゼ症候群ではこれらの効果が期待されます。また、ネフローゼ症候群では、大豆タンパクの摂取によって尿タンパクの量が効果的に低下したという報告もあります。