虚血性心疾患にはコレステロールを低下させるDHAやタウリン

心筋梗塞は、血流が長時間途絶えたために、心筋が壊死した状態です。突然、胸部を締め付けられるような激痛が起こり、30分以上続きます。安静にしていてもおさまりません。

狭心症は、冠動脈の血流が滞るなどして、心筋へ酸素が充分に届かなくなって心臓の動きが鈍った状態です。胸の中央をはじめ、左肩、みぞおちなどに締め付けられるような圧迫痛を感じます。

虚血性心疾患に効く栄養成分

食物繊維
便秘は、血圧を上げて心臓発作などを誘発します。食物繊維は、腸壁を刺激して胃腸の運動や消化液の分泌を活発にし、便通を浴します。また、胆汁酸の排出量を増やし、血液中のコレステロールの量を減らす作用もあります。
食物繊維は、心臓発作の一番の原因である動脈硬化を改善する有効な成分です。

タウリン
タウリンには交感神経抑制作用があり、食塩によって引き起こされる高血圧を改善することが明らかになっています。また、胆汁酸の分泌を促進します。胆汁さんはコレステロールを排出しますので、動脈硬化を予防し、心臓病にもよいということになります。

ビタミンEとC
ビタミンEは血液の流れをよくして血管の若さを保ちます。実際、心臓病患者へ投与して改善が確認されています。ビタミンCは抗酸化作用によって血管の老化や動脈硬化を防ぎ、血管壁を強化する作用が認められています。
EもCもそれぞれ抗酸化作用で心臓を守っていますが、併せてとると、そのはたらきはぐんと高まります。

DHA
魚の脂肪をとることで、コレステロールの生成が低下し、肝臓からのコレステロールの分泌が少なくなることが照明されています。またDHAには、脂肪酸合成に関わる酵素の活性を低下させる作用もあり、血漿中の中性脂肪量を低下させます。これが虚血性疾患の予防、治療につながります。

EPA
EPAは魚介に多く含まれている多価不飽和脂肪酸のひとつで、血栓を溶解し、血管を拡張します。このはたらきはDHAより強いといわれています。スムーズな血流は動脈硬化を防ぎ、心筋梗塞を予防します。

リノール酸
血中コレステロールを下げる効果が明らかになっており、動脈硬化を防ぎ、心筋梗塞を予防します。リノール酸の含まれた植物性の油がよいからといって過剰に摂取すると、リノール酸が過酸化されたものが肺がん、乳がん、大腸がんを促進するという弊害もありますから注意しましょう。