高血圧には血圧を下げるカテキンやカリウム、マグネシウム

高血圧が続くと、各種の病気を発生させたり、既にある疾患症状にほかの病気を合併させる原因ともなりますので治療が必要です。高血圧は測定値でいうと最高血圧が160ミリ以上で、最低血圧が95ミリ異常の場合です。高い血圧は、薬による治療と日常生活での注意で正常にすることができます。

この高血圧症には、原因を特定できない本態性高血圧症と、身体のどこかに原因となる病気がある二次性高血圧の2つがあります。

高血圧に効く栄養成分

カリウム
食塩に含まれているナトリウムの過剰摂取が高血圧の大きな要因ですが、カリウムには余分なナトリウムと結びついて体外に排泄する作用があります。塩分を控えて、カリウムの摂取を増やすことはより効果的です。

マグネシウム
マグネシウムは動脈を弛緩させ、逆にカルシウムは収縮させてバランスをとっていますが、マグネシウムが不足すると動脈の収縮が起こり、血圧が上がります。マグネシウムを充分にとることで、血圧を下げ、正常に保ちます。

カルシウム
カルシウムが不足すると、貯蔵庫である骨からカルシウムが流出してはたらきますが、血管壁にも付着します。これがスムーズな血行を妨げ、高血圧を誘引することになります。カルシウムをしっかりとって高血圧を予防しましょう。

カゼイン
カゼインを充分にとると血圧の上昇が抑制され、逆に不足すると高血圧から脳卒中へ移行する割合が高くなることが報告されています。カゼインは体内でカルシウムの吸収を促進する作用があり、血圧を下げ、高血圧を予防します。

カテキン
お茶が血中コレステロールの増加を抑制することが明らかになっており、その作用を発揮するおもな成分はカテキンとされています。血中のコレステロールや脂質を取り除いて血行をよくし、血圧を低下させます。
カテキンは緑茶成分ですが、紅茶に含まれるテアフラビンにも血圧上昇を抑制する作用があることが証明されています。

食物繊維
便秘をすると血圧は上がりやすくなります。食物繊維は便量を増やし、腸のはたらきを活発にして便秘を予防します。また、水溶性の食物繊維にはナトリウムを包み込み、排出する作用があり、血圧を下げます。

タウリン
タウリンには交感神経抑制作用があり、食塩によって引き起こされる高血圧を改善し、血圧を安定させることが報告されています。タウリンは魚介類に多く含まれていますが、魚介を多く食べる地域に高血圧症や高血圧が起こす脳卒中が少ないことも大きな理由です。

EPA
EPAは血液を固まりにくくし、血液の流れをよくすることで知られています。また、血管を拡張するはたらきも認められています。収縮を緩めた血管で血液がスムーズに流れれば、血圧は下がり、高血圧は改善されます。

DHA
EPAと同様に、血液が固まって血栓ができるのを防ぐ作用があり、血圧を下げます。また、脂肪酸合成に関わる酵素の活性を低下させる作用も明らかで、アラキドン酸(DHAと逆の作用をする)を抑制することによって高血圧を改善、予防します。

ルチン
血管壁を強くし、血圧効果作用のあることが近年の研究で明らかにされています。ビタミンCの吸収を助けるはたらきもあり、高血圧予防として期待される成分です。