脂肪酸に関する記事の一覧

脂肪酸は食品中の脂質の主要な成分で、飽和脂肪酸(S)、一価不飽和脂肪酸(M)、多価不飽和脂肪酸(P)に分けられます。「脂肪」と聞くとどうしてもマイナスのイメージが先行してしまいますが、脂肪酸をバランスよく(S:M:P=3:4:3)摂取することは健康の維持・増進のために欠かせません。

コレステロール
コレステロールというと、肥満の原因、生活習慣病の危険などマイナスのイメージが先行しますが、副腎皮質ホルモンや性ホルモン、胆汁酸の原料になりますし、神経伝達をスムーズにする働きもあり、生命を維持する上で必要不可欠の成分なのです。

オレイン酸
善玉コレステロールを減らさずに、悪玉コレステロールを減少させる効果があるとして、近年注目されている脂肪酸です。オレイン酸は高コレステロール食や高エネルギー食、運動不足などが原因で増えすぎた悪玉コレステロールを抑制します。

リノール酸
動物性脂肪の飽和脂肪酸(バターやラードなど)を減らして、植物性のリノール酸に切り替えるのはいいことですが、脂肪は脂肪です。摂り過ぎると肥満を招く心配がありますので注意しましょう。

α-リノレン酸
血液中の悪玉コレステロール(LDL)を減らし、善玉コレステロール(HDL)を増やすという同様のはたらきをします。リノール酸の過剰摂取は、アトピーなどアレルギー症状の原因のひとつと考えられていますが、リノール酸の悪影響を抑制するはたらきがあります。

γ-リノレン酸
血圧やコレステロール、血糖値の低下や子宮収縮、気管支拡張など、私たちの体をコントロールする重要な生理活性物質のひとつ、プロスタグランジン1の材料となるので、生活習慣病の予防、生理痛、アレルギー疾患などに有効と考えられています。

EPA(エイコサペンタエン酸)
血液中の血小板の凝集を抑制し、血栓を溶解させ、血管を拡張する作用があることがわかっています。さらに、血中の中性脂肪濃度が高くなるのを抑制し、血管の中を血液がスムーズに流れるようにします。

DHA(ドコサヘキサエン酸)
脳のニューロンという神経細胞の突起の先端に含まれており、神経細胞を活性化して情報の伝達をスムーズにします。このため、学習能力や記憶力が高まります。

スクワレン
酵素と結合しやすい性質がありますが、このはたらきによって各臓器の機能回復を助け、新陳代謝を活発にし、元気をつけます。

アラキドン酸
プロスタグラジン2系列の生体調節ホルモンの原料となります。このホルモンはプロスタグラジン1系列に対して競合的に働き、血圧や免疫系の機能を調節しています。胎児や乳児の正常な発育にも不可欠な成分です。