アルギン酸は高血圧の原因となるナトリウムの排泄を促します
ワカメや昆布のヌルヌルのもとは、水溶性食物繊維であるアルギン酸カリウムです。「昆布は血圧を下げる」と言われますが、その秘密はこのアルギン酸にあります。
アルギン酸の安全性はFAO/WHOで評価され、最も安全な物質のひとつに数えられます。医薬品では、錠剤の崩壊剤や胃壁の保護剤として用いられ、また、化粧品原料として増粘、保水作用の目的で利用されるなどしています。
アルギン酸のはたらき
アルギン酸カリウムは、胃の中に入ると胃酸の影響を受けてアルギン酸とカリウムに分かれます。その後小腸に行き、今度はナトリウムとくっついてアルギン酸ナトリウムとなり排泄されます。つまり、高血圧の原因となるナトリウムの排泄を促す作用があります。
一方のカリウムも、体内に吸収され血圧を下げるはたらきをしますから、相乗効果で高血圧の改善に大きな効果を発揮します。
さらに、胆汁酸が再吸収されるのを妨げたり、独特のぬめりでコレステロールを包みそのまま排出させる、などの作用で悪玉コレステロールだけを減らします。加えて、血糖値の上昇抑制作用や便秘解消、動脈硬化の予防作用もあります。
アルギン酸を多く含む食品
昆布、ワカメ、もずく、ヒジキ、めかぶなどに多く含まれています。おひたしなどにして、一品添える形で自然に摂取するのが望ましいでしょう。