関節リウマチには炎症効果があるEPA
関節に炎症が起こり、腫れて痛みます。進行すると関節が変形し、動きが悪くなります。左右対称性におかされるのが特徴で、ほとんど全身の関節におよびます。女性の患者は男性の3〜4倍で、30〜50歳代が発症しやすい年齢です。出産後や更年期前後に発病することもあります。
症状はまず、「朝の手のこわばり」として現れます。これは目覚めたときに手が腫れぼったく、指が曲げにくい状態です。典型的な場合には、はじめに手の指の小さな関節や手首、足の指の付け根が痛みだし、次第に腫れをともなうようになります。
EPA
体内では、プロスタグランジンというホルモン様の物質が、各種の生体機能の調節にはたらいています。プロスタグランジンは、魚の脂肪であるEPAからも、肉に多いアラキドン酸からもつくられます。しかし、EPAの多い食事は炎症を鎮め、アラキドン酸の多い食事は炎症を進行させます。これは体内でつくられたプロスタグランジンの種類が違うためです。
α-リノレン酸
n-3系列の多価不飽和脂肪酸であるα-リノレン酸は、体内でEPAを経てプロスタグランジンとなります。EPAを摂取したときと同様に、抗炎症作用があります。
ビタミンB6
免疫反応を正常にするはたらきがあるので、免疫異常によって起こる関節リウマチによいと考えられています。1日60mgを服用すると効果があるという報告もあります。
ビタミンC
ビタミンCは、痛みを抑えるステロイドホルモンの分泌をよくします。また関節の結合組織(コラーゲン)を強めるはたらきにより、リウマチの症状を軽減します。
関節リウマチの患者には、血管炎の合併症が見られ、皮膚の出血が起こりやすくなっているので、その点からも、充分な補給が必要です。