ポリフェノールは血栓を予防して血液をサラサラにします

ポリフェノールは、植物が光合成でつくる糖分の一部が変化したものです。ポリフェノールの種類は約300種におよび、複数の水酸基(OH基)が結合したベンゼン環をもっているのが特徴です。このOH基は活性酸素やフリーラジカルといった有害物質を捕らえて、安定した無害な物質に変える作用があります。このため、ポリフェノールは強力な抗酸化作用があります。

赤ワインに豊富に含まれています

また、脂肪燃焼を促進する効果、血栓を予防して血液をサラサラにする効果、血管を守る作用、血流を改善する作用など、さまざまな健康効果があることがわかっています。

ポリフェノールのはたらき
β-カロテンやビタミンC・Eなども抗酸化作用が強いのですが、β-カロテンやビタミンEは細胞の脂溶性部分で、ビタミンCは水溶性部分で抗酸化作用を発揮します。つまり、それぞれ活性酸素の除去に働く領域があるわけです。

ポリフェノールは細胞間の水溶性部分を守りながら、一部は細胞内の脂溶性部分でも働きますし、細胞膜上でも力を発揮します。活性酸素世にって最もダメージを受けやすいのは細胞膜の部分ですので、ポリフェノールの強い抗酸化力に期待が寄せられています。

ポリフェノールのとりかた
ポリフェノールは赤ワイン、バナナ、マンゴー、ブルーベリー、春菊に多く含まれています。ポリフェノールは水に溶けやすいため吸収されやすく、摂取してから約30分後には効果が出始めます。しかし、その効果は2〜3時間しか持続せず、体内に蓄積もされません。つまり、即効性はあるものの持続性がないということになります。

効果的に摂取するためには、ポリフェノールを含むさまざまな食品を、毎食は勿論のこと、間食にもとることが大切です。朝昼晩の緑黄食野菜は必須です。間食やデザートにはバナナやマンゴー、チョコレートなどを選ぶといいでしょう。

近年、動物性脂肪が好きなフランス人に動脈硬化が少ないのは、赤ワインのおかげだという学説が発表されて注目を集めています。赤ワインには、原料であるブドウの種子にタンニン、カテキン、皮にリスベラロール、アントシアニンなど、多くのポリフェノールが含まれています。また、リスベラロールにもがん予防効果があることがわかっています。熟成期間が長く、色の濃い赤ワインほど抗酸化力が高いとされています。