栄養素の種類とそのはたらき

私たちが生きていくために必要な栄養素は、45〜50種類ほどあるといわれていますが、その中でも特に摂取量の多い糖質、脂質、タンパク質は「三大栄養素」と呼ばれており、生命活動に欠かせないエネルギー源になっています。

これらの糖質、脂質、タンパク質にビタミンとミネラルを加えたものは「五大栄養素」と呼ばれています。ビタミンは主に、からだの代謝作用などを活性化させ、からだの調子を整えるはたらきをします。またミネラルは、骨や歯の材料となったり、ビタミンと同様に、からだの生理作用を調整する役目を担っています。

栄養素の働きは、大きく分けると次の3つになります。
1.生命活動のエネルギー源 2.からだの構成成分の材料 3.代謝作用をスムーズにする

糖質(炭水化物)、脂質は、脳や筋肉をはじめとする生命活動のエネルギーになります。タンパク質は、細胞やホルモン、筋肉、遺伝子などからだの構成成分の材料となります。
ビタミンとミネラルは、代謝作用など私たちが生きていくための生体システムをスムーズにするはたらきをしてくれます。つまり、からだの調子を整える役割を担っているのです。

ビタミン:体内でつくることができない微量栄養素です

ビタミンA ビタミンB12 ビタミンC ビタミンD ビタミンE 葉酸 ルチン ビオチン ナイアシン

ミネラル:体液量や酸・アルカリ度、筋肉や神経のはたらきの調節します

カルシウム マグネシウム 鉄分 亜鉛 リン カリウム ナトリウム ヨウ素 セレン ゲルマニウム

食物繊維:不足すると、便秘のほか、生活習慣病の原因にもなります

ペクチン グルカン アルギン酸 キチン・キトサン ポリデキストロース コンドロイチン硫酸

タンパク質とアミノ酸:身体を構成する細胞質の主成分です

アスパラギン酸 グルタミン酸 タウリン レクチン カゼイン ラクトフェリン コラーゲン グルコサミン

脂肪酸:バランスよく摂取することは健康の維持に欠かせません

コレステロール オレイン酸 リノール酸 α-リノレン酸 γ-リノレン酸 EPA DHA スクワレン

糖質:炭水化物とも呼ばれ、体にとって主要なエネルギー源になります

ブドウ糖 オリゴ糖 果糖(フルクトース) 乳糖(ラクトース) 新甘味料

その他の注目成分:健康志向の高まりを受け、注目されている栄養です

アントシアニン ルテイン カテキン ポリフェノール クエン酸 乳酸菌 ビフィズス菌 ムチン
ピクノジェノール カプサイシン

サプリメントは「補助食品」、毎日の栄養は三度の食事でとりましょう

からだに必要な栄養成分は、通常の食事で摂るのが基本です。毎日三食の食事の栄養バランスがよく、栄養性分量も十分であれば、サプリメントを用いる必要はありません。また、子供用のものも多く出回っていますが、栄養は食事で摂るべきなので必要ないでしょう。

ただ、忙しいとき、病気などで十分な食事が取れないとき、肉体疲労が激しいときなどは、サプリメントで手軽に必要ないよう成分を補給するのも方法です。

しかしその場合も、あくまでも食事を補うものと考えて利用するようにします。「サプリメントを飲んでいるから、食事はファーストフードでも大丈夫」というのでは、本末転倒です。
このことは、サプリメントに限らず、「一本で一日に必要な野菜の栄養がとれる」と謳っている健康飲料などについても同様です。

サプリメントは1錠中に多量の栄養成分を含んでいます。ですから手軽に必要量を取れるわけですが、ビタミンA(レチノール)やビタミンD、ビタミンEなど、摂りすぎると過剰症が出る成分もあります。特に妊娠中は要注意です。妊婦がビタミンAを過剰に摂取すると胎児に影響を与えるという報告もあります。

決められた用量を守るのは当然としても、最近は普通の食品にも特定の成分を増強した栄養強化食品が多く、知らないうちに多量に偏った栄養素を取ってしまうことがあります。
例えば、ヨードが増強された卵がスーパーなどで売られていますが、日本人は平均的にヨードを十分過ぎるほど摂取しているので、これらを日常的に食べていると摂りすぎの恐れがあります。サプリメントを飲んでいるときは、日常的によく食べる食品の栄養成分表示をよく見るようにしましょう。

また、栄養ドリンク剤の多くにはアルコールやカフェインが含まれていますから、薬との併用は避けましょう。アルコールは薬の作用を増強し、カフェインは薬の作用を増強する場合と抑制する場合とがあるからです。

よく風邪薬を飲みつつ、栄養ドリンク剤で栄養補給する人がいますが、これは危険です。薬と併用する場合は、栄養ドリンク剤にアルコールやカフェインの含まれていないものを選びましょう。

また、肉体疲労と消化不良解消のためにというように、複数の栄養ドリンク剤をいっしょに飲むのも避けるようにしましょう。含まれているアルコールやカフェインを多量にとってしまう可能性があります。

サプリメント:体に必要な栄養成分や、効果がある機能成分を補います

サプリメントの種類 保健機能食品 栄養機能食品 特定保健用食品(トクホ)